FRBとかFOMCってなに。FOMCの議事録も見てみた

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円安による、為替介入からの急激な円高が話題になっており、FRBFOMC後の記者会見で「この数カ月間は2%の物価目標に向けた進展が見られなかった」という声明を発表したことが話題になっていました。

このことについて調べていきたいと思います

FRBってなに

FRBは米連邦準備理事会です。日本における日銀、米国の中央銀行制度の最高意思決定機関で、7名の理事から構成されるらしいです。 要するに国の為替周りの意思決定をしている会で、7人で構成しているって感じなのですかね。7人は少ない印象ですが、7人がどういう情報をもとにどういう話し合いのもと意思決定しているかは気になりましたが、ここで一旦置いておきましょう。

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FOMCってなに

FOMCは「Federal Open Market Committee」(連邦公開市場委員会)で、米国の金融政策をする決定する会合のことらしいです。定例の大きめのミーティング的な感じなのですかね。年8回行われるらしいので6週に1回、まあまあの頻度でやっている印象です。

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社会人でも月1の定例ミーディングって割とすぐ来る印象なので、1ヶ月半に一回って結構な頻度ですよね。また、議事録も公開されていました。このMinutesというのが議事録です。世界経済に影響を与えていることの議事録が公開されているっておもしろいですね。2024年3月19日-20日の会議の議事録は「Minutes: PDF | HTML」として4月10日に公開されています。

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FOMCの議事録サマリ

下記のような内容が議事録に書いてありました

金融市場の展開

  • 米国の金融状況は若干緩和され、株価の上昇が利息率の増加を相殺。
  • 長期と短期の財務利率における異なる動向が説明され、インフレ率の低下が予想より遅れる可能性が示唆されています。

政策金利の期待

  • 金利先物から導かれる連邦基金金利の予想経路が上昇。
  • 投資家は政策金利の引き下げを期待していましたが、それが後期に小幅になることが期待されています。

バランスシート政策

  • バランスシートの縮小ペースを遅らせる時期と方法について議論。
  • バランスシートの縮小による予備残高の急速な減少を回避するための措置が検討されました。

経済状況のレビュー

  • 実質GDPは第一四半期に堅調な伸びを見せているものの、前四半期よりは減速。
  • 消費者物価指数個人消費支出のインフレ率は依然として目標を上回っていますが、下降傾向にあります。

政策の決定

なんか思っていたより詳細な議事録ですね。時間がある時に読んでみようと思います。

まとめ

FRBFOMCは米国の金融政策を決める年8回のミーティングで、大事な金融政策を決めているし、議事録も結構なボリュームが公開されていることがわかりました。